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初心者必見!損益計算書(PL)の見方とは?投資への使い方も解説

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損益計算書(PL)とは

損益計算書はPL(Profit loss statementの略)とも呼ばれています。

簡単に言うと、企業が1年間でどれだけ稼いだか(利益)について書いている書類です。

そもそも利益ってどうやって計算するかというと、利益=売上収益-コストとなります。

この考え方を頭に入れていただければとりあえずは良いかと思います。

 

損益計算書(PL)の見方を簡単な例で考える

これからあなたが工場で椅子を製造して売る会社を作った場合で、利益に関係する事を考えていきます。

売上収益

売上収益は売上高と言ったりもします。

簡単に言うと、会社に直接入ってくるお金です。

例えば10,000円の椅子を10脚売ったとします。

その場合、10,000×10=100,000円をお客さんから貰えるわけで、これが売上収益となります。

 

コスト

コストにもいろいろな種類があります。

主なものは①売上原価、②販売管理費、③金融収益・費用の3つです。

 

売上原価

その名の通り、売り上げに直結するコストです。

例えば椅子を作るのに必要な木の値段(原材料費)や、工場で働く人の給料(労務費)、工場で使う水や電気等の光熱費がこれにあたります。

 

販売管理費

これも名前の通り、商品の販売や、管理のために必要なコストで販管費と略したりもします。

椅子を製造できたとしても、それを売る人(営業)がいないといけません。

また、マーケティングをするなら、マーケティング職の人も必要で、こういった人を雇うためのお金はまとめて人件費と呼ばれます。

さらに営業やマーケティング職は普通は工場ではなく、ビルを借りたりしてオフィスで仕事をしています。

そのため、オフィスの賃料や、オフィスの電気代も販管費に入ります。

また、座りやすい椅子を作るために研究を行った場合、その費用は研究開発費として販売管理費に入ります。

 

 

金融収益・費用

金融収益・費用は少しややこしいです。

工場を作った時に、自分のお金が足りなければ銀行から借りたりしますよね?

しかしもちろんタダで貸してくれるわけはなく、利子を取られます。

こういった払う利子は金融費用に入ります。

 

しかし、お金が余っている会社は銀行に貯金をしたりもします。

こちらは先ほどとは逆で、利子はもらいますのでその分利益(収益)になります。

同じ利子でも費用になったり、収益になったりします。

 

ここまでをまとめるとこんな感じです。

 

青い枠で囲っているのが収益赤い枠で囲っているのが費用になります。

 

利益

最後に利益ですが、これは最初に出てきた式で表されます。

もう一度書くと、こうです!

利益=売上収益-コスト

 

例えば100,000円の売上収益があったとします。

うちバイトを雇って(労務費)10,000円、椅子を作る木材(原材料費)が10,000円、オフィスの賃料(販売管理費)が50,000円の場合、利益はどうなるでしょうか?

答えは100,000-10,000-10,000-50,000=30,000円となります。

正確にはここからさらに税金を払わなければいけなくて、大体税率は30%くらいなので、ざっくり9,000円くらい払って21,000円の利益となります。

 

ちなみに売上収益と利益がごっちゃになってしまうって人もいるかもしれません。

違いは売上収益が外から入ってくるお金に対して、利益は手元に残るお金というイメージです。

 

損益計算書(PL)の例

先ほどの例を損益計算書にまとめるとこんな感じです。

ルールとしては上から売上収益、事業に関するコスト、金融収支、税金、利益という風になっており、基本的に下に行くにつれて数字は小さくなっていきます。

実際の企業の損益計算書は例えばTOYOTAのページの第5 経理の状況→連結財務諸表等から見ていただければと思います。

 

損益計算書(PL)の投資への使い方

主に見るべきなのは①売上収益が伸びているか、②営業利益が伸びているか、③売上高利益率が高いか、の3つです。

売上収益が伸びているか

売上収益は企業でもかなり大事な部分です。

だって、いくらいい商品を作っても、1つも売れなかったらどうしようもないですよね。

この売上収益が前の年よりも多くなっているか、なっているならどのくらい伸びているのかを見ていただければと思います。

この売上収益の伸び率が高いとグロース銘柄という事になります。

 

営業利益が伸びているか

売上収益は大事ですが、利益も大事です。

いくら商品がものすごく売れていても赤字だった場合、いずれ企業は倒産してしまいます。

営業利益も前の年よりも多くなっているか、なっているならどのくらい伸びているのかを見ていただければと思います。

この営業利益の伸び率が高いと、こちらもグロース銘柄という事になります。

 

ちなみにグロースと投資に関してはこんな記事もあります。

初心者必見!バリュー・グロースと金利を抑える2つのポイント

世の中の金融商品はある切り口で分けると2種類に分けられます。 何かというと、バリュー、つまり割安性と、グロース、つまり成長性です。 安いから買うのか、成長しそうだから買うのか、という違いですね。 そし ...

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売上高利益率

これは効率を表す指標で、先ほどの2つとは少し毛色が違います。

まず売上高利益率は次のような式で計算されます。

先ほどの椅子を売る会社の例で考えると、売上高利益率=21,000円/100,000円=21%となります。

売上高利益率は高ければ高いほど良いです。

 

自動車の場合は計算がめんどくさかったので、他のサイトを見てください。笑

こちらのサイトには売上高利益率がのっていますが、富士重工業(SUBARU)が他の会社に比べて圧倒的に高くなっており、この点では他よりも良い企業であると言えます。

このように、売上高利益率は基本的に同じような事業を行っている会社と見比べ、どちらがより良い企業かを見分けるのに使います。

また、もう1つの使い方としてはこちらも前の年と比べます。

例えば1年前の売上高利益率が10%で、今年の売上高利益率が20%なら改善しているという事で評価できます。

 

損益計算書(PL)のまとめ

以上をまとめます。


①損益計算書は企業が1年間でどれだけ稼いだか(利益)を書いている

②利益=売上収益ーコスト

③投資には利益、売上収益が伸びているか、売上高利益率が高いかを基準にする


 

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