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初心者必見!バリュー・グロースと金利を抑える2つのポイント

更新日:

世の中の金融商品はある切り口で分けると2種類に分けられます。

何かというと、バリュー、つまり割安性と、グロース、つまり成長性です。

安いから買うのか、成長しそうだから買うのか、という違いですね。

そしてこのうちグロースに分類されるものは金利が上がると大幅に値下がりします。

日本株もここ数年はグロース優位でしたが、今後の事を考えるうえでもバリュー・グロースと金利の関係は抑えておいたほうがいいでしょう。

 

バリュー(Value)かグロース(Growth)か

株や仮想通貨なんかでも、ジャンル分けする切り口はいくつかあります。

その1つがバリューかグロースかです。

バリューは割安な銘柄を表します。

本当だったら100円の価値がありそうなのに、50円で売られているものを探すイメージです。

それに対してグロースは成長性を重視しています。

今の価値が100円でも、将来的に1000円になりそうであれば、今200円で買ってもいいじゃないって考え方です。

 

バリュー(Value)/グロース(Growth)と金利の関係

金利が上がるとグロース銘柄は価格が落ちるといわれています。

なぜでしょうか。

これは以前にそもそも仮想通貨の価格はどうやって決まるのか(割引現在価値)で書いた割引現在価値と関係しています。

ポイントは投資家の要求収益率と現在価値の内訳です。

金利が上がると要求収益率(割引率)も上がる

例えば金利が1%の時を考えます。

この時、投資家は「株で5%くらいもうけられたらいいな~」と思うでしょう。

ところが金利が1%から10%になったとします。

投資家は「銀行に預けていて10%も儲かるなら、株だと20%くらい儲かってくれないと困る」なんて思うわけです。

だって株はリスクが高いですから。

このように金利が上がると投資家の要求収益率は上がります。

 

ここで割引現在価値の計算を思い出しますと、以下のようになっています。

 

 

要求収益率のN乗をN年後の割引係数としました。

そして次の図に2つの要求収益率と、それに対応する割引係数を示してみました。

1年後 2年後 3年後 5年後 10年後 50年後
割引係数

(要求収益率=1.05)

1.10 1.21 1.33 1.61 2.59 117.39
割引係数

(要求収益率=1.2)

1.20 1.44 1.73 2.49 6.19 9100.44

3年後でもちょっとした差は表れていますが、50年後には割引係数はもの凄い違いになっていますね。

この図と割引現在価値の式から、2つの事がわかります。

1つは、要求収益率が上がれば割引係数も上がり、割引現在価値が低下する事。

そしてもう1つは、要求収益率が上がると、近い将来よりも遠い将来の方がより大きく割り引かれ、割引現在価値も大幅に低下するという事です。

特に2番目の事が、バリューとグロースに大きく関係します。

 

バリュー(Value)/グロース(Growth)の割引現在価値

 

まずはバリュー銘柄のイメージです。

 

 

次にグロース銘柄のイメージです。

 

それぞれの図の濃い色の部分が割引現在価値です。

そして、この濃い部分を全部足したものが今の価格となります。

ここで、図の中で全体に占める5 年後の価値を見てみます。

これはそれぞれの特に色を濃くしている部分です。

バリュー銘柄では全体の1/8くらいしか占めていません。

一方グロース銘柄では全体の半分近くを占めています。

このように比較してみるとわかると思いますが、グロース銘柄の方がより遠い将来の現在価値の割合が大きくなっています。

 

金利が上がるとバリュー銘柄の価格が下がる理由

ここまでで以下の事がわかりました。

①金利が上がると要求収益率が上がり、より遠い将来の割引現在価値が低下する。

②グロース銘柄の価格に占める遠い将来の価値の割合が高い。

 

これを組み合わせると、遠い将来の割引現在価値が今の価格の多くを占めるグロース銘柄では、金利が上がって要求収益率も上昇した場合、より将来の割引現在価値が大幅に減り、これにより今の価格も大きく減るという事がわかります。

 

もっと簡単に、例えばバリュー、グロースの価格が100円とすると、バリューでは5年後の価値は12円くらいしかありません。

一方でグロースでは5年後の価値は50円くらいを占めています。

ここで金利が上がって要求収益率が上昇したとき、5年後の割引現在価値が半分になったとします。

すると、バリューでは88+12/2=94円となりますが、グロースでは50+50/2=75円とより大きく値下がっています。

こんな感じで金利が上がる、または上がりそうな時にはグロース銘柄は値下がりします。

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