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理系大学生が大学院に進学するメリット・デメリットを解説!結局行くべきか!?

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大学院に進学して修士号を取るべきかどうかは、理系大学生なら考える事だと思います。

私自身は多少は悩みましたが、学部の同期は8割近くが大学院に進学する風潮にもあったことと、なんとなく研究・開発職につきたかったため、なんとなく大学院に進学しました。

結果的には進学して良かったかなと思う反面、もうちょっとうまいやり方があったんじゃないかとも思います。

今更後悔しても仕方がないんですけど、これから進学を目指す人はしっかり考えてほしいと思ったのでこの記事を書きました。

ちなみにこの記事は理系大学生向けで、基本的に修士で卒業し、民間企業に就職する人向けに書きました。

そのため、文系や研究者志望で博士課程に行きたい方に関してはあまり参考にならないと思います。

大学院進学のメリット

まずは大学院に進学することで得られるメリットから。

基本的に大手企業に技術職で就職するなら大きなメリットとなるものばかりです。

専門性が身に付く

大学院に進学する一番のメリットはこれでしょう。

大学院では学部で学んだことをさらに深く学ぶことができます。

そのため、学部卒よりもより専門性を身に着けることができます。

私自身は実験系の研究室でしたが、大学院の時には学部時代の5倍以上は専門的な実験をしました。

またそこで得られた研究成果で学会発表も行うことができ、とてもいい経験になったと思います。

また就職する時には大学院で身に着けた専門性が活かせることも多いのです。

企業も修士卒の学生には専門性を期待することが多いため、研究室や学部の推薦も修士卒の学歴が必須ということがあります。

また実際に、研究職や開発職といった技術職で大手企業に就職するのはほとんどが修士卒の学生です。

ただし、博士卒となると話は別ですので、民間就職するなら修士卒での就職が無難です。

学歴を変えるチャンスがある

大学院に進学する際に、学歴を変えられるチャンスが得られます。

どういう事かというと、例えばあなたが地方国公立や中堅私立大学に通っていたとしても、東大の大学院に進学すれば最終学歴は東大になるのです。

これは就職において非常に有利になる可能性があるため、せっかく大学院に進学するならおすすめです。

詳しい事は別の記事に書いたので参考にしてみてください。

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専攻を変えられる

実は大学院進学のタイミングで学部を変える事もできます。

私自身も元々は「就職無理学部」と呼ばれるような理学系の学部でしたが、大学院では工学系の研究科も受験して合格することができました。

企業によっては学部毎に内定を出す定員を決めているところもあり、当然工学系の学部は定員数も多いため、もし技術系で就職したいと強く希望するなら専攻を変えたほうがいい場合もあります。

もちろん学部を変えることは院試の試験科目的にも簡単なことではないけど、探せばあります。

またその場合は、あらかじめ研究室訪問をして受験先の教授に話をつけておくのも必須でしょう。

モラトリアムが延長される

いくら厳しい教授でも死にそうな声で「体調悪いです」って電話をすれば休めますし、ゼミなんか炎上しても耐えれば終わりです。

よっぽどの事がない限り卒業はできますので、その間だらだらしたり、旅行に行ったり、また将来について考えたりできるのです。

若い時の自由な時間は貴重ですので、楽しみましょう。

大学院進学のデメリット

次に大学院進学のデメリットを挙げていきます。

基本的にはお金と時間に関することです。

お金がかかる

最初に思いつくデメリットはコストの部分でしょう。

当然大学院に進学すると学費が必要です。

国公立大学の場合、2年間で100万円程度の学費が必要です。

また下宿等をすると、さらに年間100万円程度は必要となります。

大学院では研究や就活でそれなりに忙しいため、これらのコストを自分で負担するというのは難しいでしょう。

そのため、現実的には親に頼る、もしくは奨学金を借りるということが必要となります。

生涯賃金が減る可能性がある

一生で稼ぐ賃金の合計額、つまり生涯賃金が減ることがデメリットとはよく言われています。

どういうことかと言うと、修士にいる2年間は働くことができないため、最終的には定年間近の2年間の給料、2,000万円近くが手に入らないというものです。

確かに一理あるとは思いますが、実際はそこまで大きなデメリットではないと考えられます。

まず第一に大手企業に限って言えば、大学院卒は入社時点で学部卒の3年目の社員と同じ扱いをされることも多いため、実質的にもらえない給料は最初の2年分と言えます。

そのため、そこまで大きな金額とはならないでしょう

また注意していただきたいのは、このシミュレーションは学部卒と大学院卒で同じ会社に入った場合の話となります。

修士卒で学歴ロンダリングもした場合、学部卒で就職するよりも給料の高い企業に就職できる可能性も上がりますので、単純には比較できないとは思います。

キャリアが遅れる

大学院での研究と全く同じ分野の職業につかない限り、修士卒で就職すると普通の人よりも2年間キャリアが遅れます。

私なんかは金融系と、大学院での研究とは全く違った分野に就職しましたが、大学院での研究は直接役に立つことはなく、正直学部卒の人と比べて特別仕事ができるなんてことはありません。

むしろ学部卒の人は若くて体力もあるため、仕事のキャッチアップは早いんじゃないかとすら思います。

就活にも時間をとりにくい

実験系の研究室だとなかなか就活に時間を取れない所も多いです。

私の研究室は就活の時間を結構取れた方だと思いますが、友達の研究室では就活は3月~6月の3か月間しかできなかったりします。

もっとひどい所だと就活の時期に研究があり、最も就活が盛んであった5月以降ほとんどできなかった人もいました。

このように大事な選択の時にもかかわらず時間を取れない恐れがあります。

こういった不幸な状況にならないためにも、受験する研究室の事前リサーチは必須でしょう。

狭い人間関係

大学院にただ行っているだけでは関わる人がすごく限られます。

そのため、意識的に研究室外の人とコミュニケーションをとらないと、コミュ力が低くなる恐れがあります。

更にはたまに鬱っぽくなる人もおり、なかなか闇が深い部分もあります。

また研究室に行っているだけでは彼女もできないでしょう。

大学院生は年を取っているのにお金はないという状況になりやすく、街コン等でもウケはそんなに良くないため、彼女作りには苦労するかもしれません。

結局大学院は行くべきか

今まで大学院に行くメリットとデメリットを書きました。

ここでは結局どういう人が進学したほうがよくて、どういう人が進学しないほうがいいのかという事を簡単にまとめます。

人生において若いうちの2年というのは結構貴重なので、院進学についてはよく考えていただきたいです。

大学院に行った方がいい人

就職という観点からは大学院に行くことがおすすめな人は主に2パターンあります。

それは大手企業で研究・開発職を目指したい人、そして学部の学歴が高くない人です。

こういった人は間違いなく院に進学したほうがいいだろう。

それも学歴ロンダリングをし、できる限り高い学歴を目指すことをおすすめします。

ただそうは言っても学部3年生の時に就活した方が絶対にいいです。

本当に研究・開発職がやりたいたいのか、他にやりたい事はないのか見直すきっかけになります。

また、当然のことながら研究が好きな人や、学部生の時の研究では満足できなかった人も、大学院での研究は価値のあるものとなるでしょう。

大学院進学がおすすめの人

  • 大手企業に就職したいけど現在の大学のランクでは学歴的に厳しそうな人(学歴ロンダ前提)
  • 研究・開発職に明確につきたいと考えている人

大学院に行かないほうがいい人

先ほどとは逆に、大学院に行く事のメリットをほとんど受けられず、逆にデメリットが大きい人がいます。

それは学歴がそれなりに高くてロンダする必要もない人や、いわゆる文系就職を目指す人です。

こういった人にとっては、大学院進学はかなり効率が悪いでしょう。

どうしても大学院に行きたければ社会人になってから会社の留学制度を使うという手もあるため、わざわざ大学を出てすぐに大学院に進学するメリットはあまりないのではないかと思います。

大学院進学をオススメしない方

  • 学部の学歴が高い人
  • 文系就職を考えている人

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