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【独学余裕】証券アナリストを最短で合格するための勉強方法!

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証券アナリスト試験をこれから取得しようと考えている方、1次試験は合格し、2次試験に向けて勉強している方に向けて書きました。

私は資格予備校等は使わず、証券アナリストに独学で合格しました。

勉強を始めたのもだいたい3週間程度前からと割と遅かったのですが、やり方次第だと思います。

今回はその方法を共有できればと思います。

ちなみに証券アナリストの仕事内容や年収といったことに関してはまた別の記事に書きました。

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ご参考までに。

証券アナリストとは

そもそもですが、証券アナリスト(CMA)は日本証券アナリスト協会という民間の団体が認定する資格です。

国家資格ではないのですが、金融機関のホールセール部門や運用会社では割とメジャーな資格で、保持している人もそこそこいます。

ただし、試験に合格しても証券アナリストを名乗ることはできません。

証券アナリストを名乗るには、3年以上の実務経験を経て検定会員となる必要があるのです。

また先ほども書きましたが、証券アナリスト資格は持っていて当たり前という位置づけの資格であり、持っていたからといって特に評価されることはません。

そのため、会社に言われない限りは特に取得する必要はないでしょう。

ただし、今現在銀行や証券会社の若手の営業員で、将来的にホールセール部門に移動したい人や、そういった部署に興味がある大学生にはお勧めできます。

なぜならやる気アピールができ、また受験していない人には難しい試験だとおもわれているからです。

ちなみに証券アナリストは日本だけの資格ですが、国際的には CFAという資格が有名です。

CFA は当然のことながら全て英語で、特に3次試験は英語の筆記試験のため、日本人には非常にハードルの高い資格と言えます。

実際日本人は2,000人も取得者がいないそうです。

逆に CFAを持っていれば他の人と差別化できるでしょう。

証券アナリスト試験の難易度

某資格予備校の難易度を見ると、証券アナリストの難易度は「やや難」となっています。

同じレベルには行政書士や簿記1級、中小企業診断士といった資格が挙げられています。

また、金融関係に勤めているの中でも金融系の最上位資格のような扱いで、それなりに難しいと思われている風潮があります。

実際私も証券アナリスト1次試験を学生の頃に合格していただけで、人事部の人には受けがよかった記憶があります。

ここまで見ると証券アナリストはそこそこ難しいんだろうなと思うかもしれません。

ただし合格率から見るとまた見方は変わってきます。

証券アナリスト協会のホームページには過去の合格者数や合格率が載っていますが、1次試験2次試験50%程度の合格率となっています。

確かに証券アナリストの受験者層はMARCH以上の高学歴が多いのも事実です。

それでも50%の合格率というのはそこまで難易度が高くはないと思いませんか?

この1つの理由は、証券アナリストの試験範囲が難しいことだと思います。

「なんだ、やっぱり難しいんじゃない」って思うもはまだ早いです。

確かに試験範囲は難しいのですが、合格することはそこまで難しくないのです。

これは証券アナリストの勉強をする上で大事なことなのでぜひ覚えておいてください。

証券アナリスト試験の勉強時間

証券アナリスト受験者の平均勉強時間は1次試験、2次試験ともに100時間~200時間と言われていたりします。

私の場合は1次試験は3週間くらい前から勉強を始めてだいたい60時間、2次試験は試験日より2週間ちょっと前から始めて40時間程度の勉強時間で合格しました。

私の周りでも似たような感じで、せいぜい1か月前から勉強を始めるという人がほとんどです。

別に私はすごく勉強ができるタイプでもないのですが、要はやり方の問題でしょう。

ちなみに私は理系出身で経済の知識は全くなかったので、経済の範囲が一番苦労し、時間も割きました。

逆に証券分析は文系の人は苦手意識を持つことも多いみたいですが、私はむしろ得意でそんなに時間をかけなくても1次試験の得点率が9割を超えていました。

証券アナリスト試験対策

ここでは試験対策について書いていきます。

ただその前に勉強方法に関する心構えを1つ。

勉強するにあたっては、必ず頭に入れておいていただきたいのは、先ほども書きましたが証券アナリストは試験範囲の内容は難しいが、合格するだけなら難しくはないということです。

もっと言うと、基本的に過去問をひたすら解いていれば受かる試験なのです。

逆に、協会から送られてくるテキストを読んだり、ポートフォリオ理論なんかの分厚い本は絶対に読まないでください。

はっきり言って時間の無駄です。

とにかく効率を重視して合格することだけを目指しましょう。

知識は実務でつければいいのです。

証券アナリスト試験全体に通じる大切なこと

証券アナリスト試験全体に通じる大切なことは以下の2つです。

  1. とにかく書くこと
  2. 一物一価の法則と割引現在価値

これから上の2つのことを詳しく書いていきたいと思います。

特に2は一般に難しいとされている証券分析を解く上で最も重要な考え方とも言えるため、これから具体例を出してご説明いたします。

とにかく書くこと

証券アナリストの試験ではとにかく書いてください。

1次試験はマークシートのため、とにかく埋めるだけでも当たる可能性があります。

より大事なのは2次試験で、こちらは午前に3時間30分、午後にも3時間30分で合計7時間もある試験で疲れるのはよくわかりますが、それでも途中で諦めずとにかく書きまくってください。

どういうことかと言うと、2次試験の問題はまともに解くと完答は難しいのですが、そこであきらめずに知っている知識で何かしらの答えを出すということが重要になります。

とにかく問題に関連することを書きまくったら受かった、ということは私の周りの合格者やネットなんかでもよく言われています。

間違ったことを書いても(多分)減点されることはないでしょうから、とにかく何でも書いたほうが得なのは言うまでもありません。

一物一価の法則と割引現在価値

証券アナリスト試験の試験問題の半分は、一物一家の法則と割引現在価値の考え方さえマスターすれば解けると言っても過言ではありません。

特にオプションや先物といった金融派生商品、つまりデリバティブについて考えるときにはとても役に立つでしょう。

まず「一物一価の法則」ですが、こちら無裁定ともいい、同一の商品は1つの価格しかつかないという理想的な世界を表しています。

この世界では売り手や買い手のどちらかが損得をすることもなく、つねにフェアな条件で取引されます。

つまり、同じキャッシュフローであれば常に同じ価格がつくというものです。

そんな都合よく同じキャッシュフローのものがあるのか、と思われるかもしれませんが、無ければ作ればいいのです。

つまり、デリバティブを考えるときは、そのデリバティブと同じ状況を原資産で作り出して考えればいいのです。

また、デリバティブは原資産の将来の状況を考えることが多いため、割引現在価値の考え方をつかって将来の価値を現在の価格にするという方法が使えます。

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次にちょっとした例を2つ出して一物一価の法則と割引現在価値について考えてみましょう。

例1:先物と金利

まずは簡単な例から、金利と先物の価格の関係はどうなっているか説明できますか?

例えば日経平均が10,000円で、金利は5%の時に、1年後に受け渡しの先物を考えます。

①今先物を買うという状況は、②金利5%で10,000円の借金をし、そのお金で今すぐ日経平均を買う、というのと同じ状況です。

つまりどちらも1年後に1単位の日経平均を保有しているという状況が作り出せます。

その場合、②の借金をする状況では、日経平均を買った10,000円の他に、1年間の借金の利子も払わなければなりません。

金利は5%、つまり10,000円の借金の場合に利子は500円となりますので、日経平均先物の価格は10,500円となります。

ちなみに金利が上がって例えば8%になった場合はというと、借金の利子が800円となり、日経平均先物の価格は10,800円となります。

つまり、金利が上がると先物の価格も上がります。

また割引現在価値の考え方を使っても考えてみます。

日経平均先物の価格をとりあえずX円とすると、このX円で1年後に日経平均の現物が手に入ります。

つまり、1年後の先物価格X円の割引現在価値が原資産価格、つまり日経平均の10,000円という考え方も出来るのです。

\[
\bf  \frac{ X円}{(1+0.05)^{1年(期間)}}=10,000円
\]

この式を解くと、X=10,500円となります。

このように、割引現在価値の考え方を使って先物の理論価格を求めることが出来るのです。

例2:オプションと金利

金利が上がった時にコールオプションの価格は上がるのでしょうか、下がるのでしょうか?

オプションとなるとさすがに複雑になるため、原資産で同じ状況を作り出すというのは難しくなりますが、考え方としては似たようなものです。

例えば1年後が期限の日経平均のコールオプションで考えると、コールオプションを買えば1年後まで日経平均の購入を遅らせる事ができます。

1年遅らせることが出来ればその間に日経平均を買うはずの資金を金利で運用する、なんてことも出来るわけですが、これだと買い手だけが得をすることになってしまいます。

そこでコールオプションの買い手がその金利分を負担し、コールオプションの価格に織り込まれるのです。

そして金利が上がった場合、金利で運用したときの運用益はさらに上がるため、これがコールオプションの価格にも反映され、コールオプションの価格は高くなります。

これだけだとわかり辛いと思いますので、具体的に現在の日経平均が10,000円、金利が5%と8%の場合で、割引現在価値を使って考えてみます。

割引現在価値から逆算すると、金利が5%の場合、日経平均の1年後の”将来価値”は10,500円、金利が8%の場合、日経平均の1年後の”将来価値”は10,800円となります。

シンプルに考えると、金利が高い方が日経平均の1年後の”将来価値”が高くなります。

そして原資産が高い方がコールオプションの価格は高くなるため、金利が高い方がコールオプションの価格が高くなります。

このように金利が上がればコールオプションの価格は上がるのです。

ただしこれは金利だけを考えていますが、実際には金利が上がるとそもそも日経平均は下落しますので、その分のオプション価格の下落のほうが大きいかもしれません。

証券アナリスト試験 1次対策

証券アナリスト1次は経済、財務、証券分析の3科目あり、それぞれ科目毎に合否があります。

本当かはわかりませんが、一般的に6割取れば合格ラインと言われています。

勉強する順番は、経済・財務→証券分析の順番がいいでしょう。

勉強方法は基本的に過去問をひたすら解く、という方法が合格することだけを考えると、最も効率がいいです。

また、最初は過去問に全く歯が立たないということもあるかもしれません。

そういった場合も何となく答えを見て、式を書いてみたりしてもいいのではないでしょうか。

問題のパターンもそんなに多くないため、こういったことを繰り返していると、しっかりとは理解できなくても何となく解けるようになるものです。

経済の1次試験対策

個人的に一番嫌いでした。

理由は、範囲が広いうえにとにかく覚えないといけないことが多いから。

逆に言うと勉強してもなかなか点数が取りづらい科目とも言えるでしょう。

ただその中ではIS-LM曲線、AD-AS分析といった範囲はほぼ確実に出るため、優先して勉強することをおすすめします。

基本的に勉強方法は過去問を解くという方法がおすすめなのですが、経済に関しては最初は参考書で勉強してもいいかもしれません。

特に私のように知識がなく始めて勉強する人にとってはIS-LM曲線なんかは理解しづらい概念だと思います。

私は最初、図書館で本を借りようとしたのですが、これだと証券アナリストの範囲外のことも多く、合格の効率を考えるとコスパが悪いなと感じました。

そのため、証券アナリストに特化した佐野さんの本で勉強しました。

財務の1次試験対策

財務の一番のポイントは問4の財務分析を完璧にすることでしょう。

大きく分けて2パターンしかないため、何回か過去問を解いていると慣れてくると思います。

配点は26点ですので、ここで満点を取れば、残りの問題の正答率50%強で合格ラインと言われる6割取れます。

また、株価モデルや退職給付金、リース会計では割引現在価値の考え方もよく使われています。

その際に割引率には何を使うのか?ということが重要となってきます。

ただ、割引率は「将来への期待からの逆算」という原則を覚えていればおのずと答えが出ると思います。

とにかく、割引現在価値は証券分析だけでなく財務分析でも使うということを頭に入れておいてください。

ちなみに割引現在価値CAPMについては別の記事に詳しく書いています。

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証券分析の1次試験対策

証券分析で大事なことは2つあります。

1つは公式をきっちりと覚えること、そしてもう1つは先ほどご紹介しました一物一価の法則と割引現在価値の考え方を身につけることです。

公式につきましては、以下のようなものが基本的なものですが、それ以外にも過去問を解いていて出てこないものがあったら随時覚えましょう。

  • 債券のデュレーション、コンベクシティ
  • 株式の割引配当モデル
  • デリバティブのプット・コール・パリティやリスク中立確率
  • 統計学で使うリスクや共分散の求め方

また2つ目の一物一価の法則と割引現在価値の考え方は特に大事で、これを覚えるだけで1/3くらいは解けるんじゃないかとすら思います。

考え方としては、運用利回りといった条件から導き出される理論価格が等しいという等式をたてることが多いです。

その際に、現在と未来の価格を比べる場合には、割引現在価値の考え方を使って、未来の価値を現在の価格に戻して考えましょう。

証券アナリスト試験 2次試験対策

証券アナリスト2次試験も1次試験と同様に、ひたすら過去問を解いてください。

勉強の優先順位としては、まず職業倫理は完璧にしてください。

職業倫理はそれ単体で足切りもあるため、これができないと話になりません。

ちなみに証券アナリスト職業行為基準は試験問題に付いているので覚える必要はありません。

企業分析は得点が取りやすいのでその次に。

主に財務諸表分析と株式価値評価ですが、こちらは過去問を何度か解いて公式は思い出しておいてください。

証券分析は一物一価の法則と割引現在価値の考え方がきちんとできれば、あとは公式を覚えるだけでもある程度の得点は取れると思います。

経済に関しては範囲も広いので、私はIS- LM曲線あたりを復習してあとは捨てました。

また、細かい話ですが、ここ数年は行動ファイナンスと信用リスクモデルが交互に出題されています。

2018年は行動ファイナンスが出題されたため、2019年は”恐らく”信用リスクモデルが出題されるでしょう。

つまり信用リスクは特に出る確率が高いので、時間のない人も必ず過去問を解いておくことをおすすめします。

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