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ビットコイン先物の建玉枚数と価格の予想!投資部門別建玉から予想

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2017年12月にCBOEとCMEに相次いでビットコインの上場が決まりました。

そして当時はこの事が機関投資家の資金流入につながるとの観測から、ビットコインの価格が上がったものです。

そして実はCBOEとCMEはヘッジファンドや機関投資家等、どんな人がビットコイン先物に投資をしているのかというデータを開示しています。

今回はこれらのデータを使用し、短期的なビットコインの価格を予想したところ、2018/5/8の時点で8,200ドルとなりました。

ビットコイン先物とは

2017年12月にアメリカのCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)とCBOE(シカゴ・オプション取引所)という金融の世界では巨大な取引所でビットコインの先物取引が開始されました。

これらの取引所は歴史も信用もある取引所のため、ここにビットコインの先物の取引が可能になれば機関投資家の資金も入ってくるのではないかと期待されたものです。

現実は、機関投資家がビットコインに本格的に参入しているという話はあまり聞きませんが。

 

さてこの先物取引ですが、東証によると以下のように説明されています。

先物取引とは、

  1. 将来の予め定められた期日に
  2. 特定の商品(原資産)を
  3. 現時点で取り決めた価格

で売買する事を約束する取引です。

ただ、先物取引は普通の取引とは違って、普通は期限が決められています。この期限の事を限月と言い、例えば5/27が期限の先物を5月限月と言います。

ちなみにビットコインFXで有名なBITMEXも実は現物ではなく先物の取引をしています。しかしこちらは期限がないため、ついつい忘れがちですね。

 

話がそれましたが、先物の取引をもう少し具体的に説明します。

もしあなたが5/27が期限の先物を8,000ドルで買ったとします。するとあなたは5/27までこの先物を現物と同じように売り買いできます。

しかし、5/27の時点でこの先物を持っていた場合、その時点で決済されます。

この時点でビットコインの価格が9,000ドルだった場合、購入金額の8,000ドルとの差額が利益になります。

逆にビットコインの価格が購入額の8,000ドルを下回っていた場合、その分損をします。

そしてポジションを変えたくない投資家は、決済される前に期限が近い先物を売って、さらに期限が先の先物を買います。

この先物の乗り換えをロールオーバーとも言います。

ちなみに4/27にCMEでビットコイン先物の取引量が急に増えました。

この日が4月限月のビットコイン先物の期限だったため、ロールオーバーが起こって取引量が増えたのでしょう。

 

先物の建玉とは

もう1つ先物の情報を見るために必要なものは「建玉」です。これはまだ決済されていない契約の総数の事を表しています。

もしあなたがビットコイン1枚を買っていた場合、買いの建玉が1枚、逆に売りを出していた場合、売りの建玉が1枚という風に数えます。

そして、期限が来てこれらが決済された場合はこの建玉はなくなります。

 

また建玉にはネットという考え方もあります。

例えば買いの建玉が1,000枚、売りの建玉が3,000枚あった場合、ネットの建玉は-2,000枚=1,000-3,000となります。

 

 

部門別ビットコイン先物の建玉枚数

CMEとCBOEにおける先物取引の建玉が投資をしてる部門別で開示されています。

開示されているうちディーラー、機関投資家、ヘッジファンド、その他法人等、いわゆるプロのネットポジションをまとめました。

 

投資部門別ビットコイン先物の建玉(ネット)

(注)2018/3/27以前はCBOEのデータのみ、2018/4/3以降はCBOE+CMEのデータ

 

ここでまず注目すべきはやはりヘッジファンドの建玉でしょう。理由は簡単、ヘッジファンドは最も建玉が大きいからです。

さて、最近のヘッジファンドは売りのポジションを増やしている事がわかります。

これは、ヘッジファンドが今後ビットコインの価格が下がると予想している事を表しています。

ただし、あくまで2018/4/24の時点ですけどね。

 

また、他の部門を見てみても、その他は買いから売りに、機関投資家も買いのポジションを縮小しています。

その結果、全体としてもビットコインの売りの建玉が大きくなっています。

これは金融のプロはビットコインが下がる方向に賭けている人が多いと言えるでしょう。

 

ヘッジファンドの動向からビットコインの価格を予想

最後にヘッジファンドの動向からビットコインの価格を予想します。

以下のグラフはビットコインの価格とヘッジファンドの建玉を並べています。

ただし、ヘッジファンドの建玉は2週間遅らせています。

ビットコインの価格と2週間ずらしたヘッジファンドのネット建玉

 

これらの相関は結構高いという事はグラフからも見て取れます。実際に相関係数も0.6と結構高いという結果が出ているのです。

データが少ないのでまだわかりませんが、これが正しければヘッジファンドの売りの建玉が増えたときは、その2週間後くらいを目安にビットコインの価格が低下する可能性が高と言えるでしょう。

逆に、ヘッジファンドの買いの建玉が増えた場合は、その2週間後くらいにはビットコインの価格は上がる可能性が高いということです。

図にするとこんな感じです。

そこでビットコインの価格と、ヘッジファンドの建玉の前週からの変化を2週間遅らせたものを回帰分析しました。

そしてビットコインの価格を予想したところ2018/5/1の時点では9,600ドル、2018/5/8に8,200ドルという計算になりました。

 

ビットコインの価格予想と2週間ずらしたヘッジファンドのネット建玉

2018/5/1の予想は割と当たりそうな雰囲気ですが、2018/5/8はどうなるのか楽しみですね。笑

 

まとめ

①ビットコインの価格と、2週間遅らせたヘッジファンドのネット建玉の間には高い相関(相関係数:0.6)

②ヘッジファンドの建玉から予想したビットコインの価格は2018/5/8時点で8,200ドル

 

 

 

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